つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

換気扇の修理を頼んだら女性だからとなめられコケにされた体験談となめられない方法

つい先日のこと。換気扇のスイッチが反応しなくなったのでネットでググって修理を頼んだら、とんでもない作業をされて勝手な言い分に丸め込まれそうになった。か弱い?女性だからと甘く見られ、なめられコケにされたのだ。たいがいの人は・・・特に女性だと、換気扇の知識ってないもの。こっちが無知だと、相手の言いなりになってしまうケースが多々ある。そのことを私は身をもって知った。その実体験とそうならないために、こんな方法があるということで提案してみたい。

 

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・状態・・・・浴槽の換気扇のスイッチが反応しない

・修理の依頼先はネットに掲載されていたある業者

・やってきた作業員は、30代後半の男性。

・たれ目で一見、人当たりがいい

・第一印象は良い

 

私がなめられコケにされたことに気が付いたのは修理が終わって、作業員が帰った後だった。

 

彼が置いていった換気扇スイッチの取扱説明書を見た途端、私はとんでもない3文字が目に飛び込んできた。埋め込み電子トイレ喚起スイッチ・・・・トイレ? もう1度、前後を含めて読んでみた。

 

埋め込み電子トイレ喚起スイッチ・・・・

 

スイッチの取り換えを行ったのは浴室である。

 

何でトイレ用の換気扇のスイッチを浴室の換気扇のスイッチに取り付けるんだ?

 

私は作業員との会話をすぐに思い出した。すぐに思い出したのは、その会話の時に私が違和感を感じていたからである。でも、その時は専門家が言うのだからとその疑問にフタをした。これが間違いのもとだったのである。

 

彼はスイッチの取り換えの時私に聞いたのだ。

「お風呂から上がった後に換気扇は何分回しますか?最高で5分で設定できますけど」

 

私はその時、なんでそんなに短いんだ?と思った。で、聞いてみた・・・・

「前の換気扇の時はお風呂あがった後、1時間ほど回してたんですけど…そんなに短くて喚起できるんですか?」

 

「今時の換気扇は、性能がいいのでそんなに時間かけないですよ」と作業員。

 

専門家が言うんだから、そうなんだろうな・・・

 

そして、スイッチが取り換えられた後、簡単な説明を聞いたが何とその換気扇は電気と換気扇が連動しているらしく、電気をつけると同時に換気扇が回り始めるタイプだった。

 

「電気と換気扇が一緒になってるん・で・す・か?」不思議な響きを醸し出しながら私が尋ねると・・・

 

「はい、今はほとんどがこのタイプですよ」と、作業員は明るく答えた。笑顔付きだ。

はっきりと自信満々にそう言われたもんだから、「そうなんだ・・・」とつい思ってしまった。

 

こんなにもあっさりと、信じてしまったのは、私が彼に好印象を持っていたからである。いわゆるいい人という第一印象が、わたしの正常な判断力を鈍らせたのである。

 

その理由が、一つは事前に聞いた修理代が非常に良心的な金額だったこと。別に、今思えば、安くもなんともなかったと思う。結局は本体そのものも交換した。それと他にも理由もあったが、長くなるのでここでは省く。あてずっぽうに電話したけれど、私はいい修理屋さんにあたって良かったと思い込んでいたのだ。

 

私は、取扱説明書を見てなめられたことに気が付いたが、いったん、思案した。

 

また、言いくるめられるのでは?どうしても、知識がないことは言い返せない。そこで私はその説明書に書かれている部品メーカーのお客様相談室に連絡をした。

 

電話に出たオペレーターに品番を伝え、「この部品はトイレ用になってますが、浴室に取り付けることはできるんですか?」

オペレーターはすぐには答えず、「少々お待ちください」と散々待たした挙句こう答えた。「そうですね、取り付けられないことはないですけど、浴室に取り付けることは少ないと思います。トイレ用として推奨してる商品なので・・・・」

 

私が、トイレ用スイッチを取り付けたくて電話してきたと思ったのか、何となく歯切れが悪かったが、トイレ推奨のスイッチであることは確認が取れた。

 

私はすぐに修理屋に電話してそのことを告げた。

 

「なんでトイレ用推奨のスイッチを取り付けたんですか?おかしくないですか?」

怒っているはずなのに、私は優しくいった。どんな相手にもいい人ぶるのが私の悪い癖だ。

 

「え─────、そうなんですか!」彼は大袈裟に驚いて見せた。

 

おまえ、知ってただろ?絶対知ってたはずだ。なめんじゃねーよ!

 

「部品を取り寄せるのに、3日ほどかかるのでまた電話しまーす」と調子よくその男は言った。

 

また、電話しますって電話したのこっちだろ?どうでもいいことを考えながら、「はい、わかりました。できるだけ急いでもらってもいいですか?」とお願いした。

 

何で、頼んでるんだ?だから舐められるんだよな・・・・😥

 

しかも3日も待たせるなんて、どういう了見だよ。

 

おかげで、その日の夜の入浴はあったかいお湯が全部換気扇から出ていくもんだから、寒いのなんのって!だって、お風呂の電源つけると、同時に換気扇回り始めるんだよ。夜中の12時ごろに帰ってきた娘はなんと、脱衣所だけ電気をつけて、お風呂場は換気扇を止めるために電気を消して入っていた。夜中にチャプン、チャプンと暗がりから聞こえてきた。

 

こんな換気扇絶対おかしいだろ????

 

夫には修理のことは事前に話しておいた。

 

翌朝「スイッチ交換するのに3日もかかるらしいよ」と夫に告げると、あきれ顔で「なめられてんじゃない?」

 

「やっぱり、そう思う?」と私。

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そして、夫はその日休みだったので、自らその会社に抗議の電話をした。

 

その作業員、部品取り寄せに3日かかると言ったのに、なんと夫が電話を切って1時間後に飛んでやってきた。

「申し訳ございません!ちょっと勘違いしておりました!」大声で叫び、「えへへ」と笑い、素早く作業を終わらせ、何度も頭を下げ、それこそ風のように素早く帰っていった。

 

あっけにとられた。苦情の一つも言ってやろうと身構えていた夫も何だか調子ぬけしていた。一度失態をやらかしているこの場面で、平気で怒っているはずの客の前で「えへへ」と笑える人間って少ないと思う。夫は想定したことと全く違う態度を取れられたせいで、文句を言う言葉を忘れてしまったのである。

 

ぬけぬけと、勘違いしておりましただと?今時の換気扇は性能がいいので数分の喚起で大丈夫だと言ったのはどこのどいつだ!

取り替えた新しいお風呂用の換気扇はタイマーで1分~12時間、それ以上の喚起をしたければ、連続のスイッチを入れれば、ずっと換気扇回しっぱなしもできるようになっていた。これこそ、本物のお風呂専用の換気扇スイッチである!よくも、あんなデタラメが言えたもんだ。

 

私が修理を依頼したのは、ネットに載っている換気扇修理専門の業者である。そのホームページは、各地区に拠点があり素早い対応を宣伝していた。やってきたのは得体のしれない作業員である。一応資格を持っている電気屋さんではあったようだ。電話したのはフリーダイヤルだが、自動的にその電話は掛けた客のエリア担当者に自動転送される仕組みになっていた。何度かそのフリーダイヤルを使って電話をしたが、毎回、実際にうちに来た作業員がすぐに電話に出た。名刺はもらったが、たぶん個人で電気店を営んでいるのだろう?○○電気店と書いてあり、その作業員が代表になっていた。

 

とりあえず我が家のお風呂はその後快適になった。今回の一件は夫が電話したことで、一気に片付いた感じだ。こうも、女性と男性では対応が違うのか?夫が電話をかけた後のあの作業員の豹変ぶりには驚いた。

 

「ばーさんの一人暮らしだとでも思ったんじゃない?年寄りはだましやすいから」

夫が笑いながら言った。

60歳前は、ばーさんなのか?60歳前は年寄りなのか?私は気に障った。でも一理あるかも。

 

我が家はマンション住まいだ。玄関横にお風呂場があり、私はあまりものを置かないので、その空間は殺風景である。一見一人暮らしの家に見えなくもない。

 

夫が苦情の電話をするまで、夫の影は見えなかったはずだ。

 

もっと、最初からちらつかせておけばよかった。怒らせるとタチの悪いやくざな夫がいるかのように(全然ちがーう)

 

こういった修理関係では女性の一人暮らしは(誤解だったとしても)カモになりやすい。

 

昔、まだ若いころ、小学生の学習教材の訪問販売をしている男友達がいた。彼は結婚していないのに左の薬指によく指輪をしていた。一度理由を聞いたことがある。それによると・・・・

 

彼がターゲットにしているお客さんというのは小学生のお子さんを持つママたちであった。それで、彼は団地の奥さんたちの井戸端会議などにするりと入る戦略を考えた。そこで思いついたのが結婚指輪である。話を聞いてもらうには独身よりも家族持ちの方が都合がいい。家族持ち(妻帯者)を装うことによって、ママたちの警戒心を取り除こうとしたってわけだ。彼は、顔が老けていたので、子供の話(子供がいることにして)でママたちと盛り上がったこともあったらしい。今じゃ考えられない話だが、昔は独身より、妻帯者っていうだけで信用があったから、それなりの効果はあったのだろう。

 

私は・・・・・突如ひらめいた。

 

装う!一人暮らしの女性が修理を頼むとき、これ、意外と大事かもしれない。

 

玄関先に男性用の蛇柄の靴を置くとか、下駄箱の上に刺青が見える強面の男性写真を飾っておくとか。やくざの集団ならもっと効果的だろう。初めて訪れる修理屋は勝手に、夫か息子か彼氏だと勘違いしてくれるかもしれない。

 

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大家族の貧乏一家を装うのもいいかもしれない。家じゅうの小汚い靴を玄関先に置きまくろう!大家族が騙されるってあんまり聞かないだろ?

 

今後は、修理を頼むときは装う!

 

ある時は、警察官の母親

ある時は、指定○○団の妻

ある時は、プロレスラーの母親

ある時は、大家族の母親

ある時は、刑務所に入っていた男の妻

 

「うちの旦那、先月ムショから出てきたばっかりなのよ、人、刺しちゃってさー」なんて、やってきた作業員との会話の中でちらりと言ってみるのだ。

この奥さん、怒らせると後々ヤバいかもと、思わせることができれば成功だ。

 

 なめられるのを防ぐ方法がコレ?

 

くだらない方法だと思われるかもしれないが、案外いい方法だと思うんだけどな~。

  

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