つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

体温チェックは体調チェック、でも外で測る「オデコにピッ!」は信用しないで。

今ほど、体温を測るようになったことはかつてないだろう。体温チェックは体調チェックである。

 

最近の体温計は、一瞬で検温できる優れたものが多い。「オデコにピッ!」など一瞬で測れる体温計は、多くのレストランや、ショップなどでも利用されている。

 

熱がある人が分かれば、コロナ感染者の可能性がある人を除外することができる・・・・?

 

コロナ感染の疑いの目安は37・5以上の熱(4日以上)が目安とされている。そうなると、検温がコロナ感染者を除外するための踏み絵になる。

 

もちろん、熱がなければ、コロナの面では安心はできる。だが意外にも、私が気になったのは熱ではなく、全くその逆で低体温の方であった。

 

最近の私の体温が低い、と知ったのは数日前のこと。私は現在無職で家にこもっているだけの生活である。会社に行っていた時は出勤前に必ず体温を測っていた(義務だったため)ものだが今ではその必要もない。

 

だが、今週あるセミナーに参加した。教室のあるビルの1Fで、参加する教室ごとに受付表と体温計が用意してあった。当然、熱があれば参加できない。

 

体温計はオデコにピッと当てるだけで検温できる。オデコの表面から放出される紫外線量から体温を検出する仕組みだ。

 

初めてなもんで、最初使い方が分からなかった。ショップで何度も当ててもらったことはあるが、自分でやったことはない。

 

何のことはない。オデコに当ててスイッチを押すだけ。何とも簡単だ。 

 

初日・・・・ピピッ。34.9℃?ありえないし!もう一度・・・35.6℃、もう一度35.6、もう一度35.6、何度測っても35.6である。ホントに35.6℃?

 

2日目・・・・何度測っても35.6・・・・・なんでこんなに低いんだろう?昨日と同じだ・・・・・

 

受付表を丹念に見直し、他の人の体温を見てみるが、たいがいは36℃台が多い。たまに35℃台の人も数人いた。

 

3日目・・・・35.1℃、間違いだろ?さすがに気になった。お昼に外出し、コンビニから帰ってきた時にもう一度測るが、35.1℃。私の今日の体温は35.1℃ってこと?

 

仕事に行っていた頃の私の体温は36.4~36.7であった。低くも高くもない。それが今じゃあ、35.6℃の低体温である。ぐうたらの無職生活が、祟ったのだろうか・・・・

 

セミナー中、頭痛がしてきた。何だか心なしか呼吸が苦しい?ような気がした。私はなまじ健康本をたくさん読んでいるせいか、当然低体温のリスクを理解していた。

 

体温が低いと、血液のめぐりが悪くなり、免疫力をつかさどっている白血球の働きが悪くなって、病気に対抗できなくなる。

 

その結果

 

カゼやインフルエンザや感染症の胃腸炎などの病気にかかりやすくなる!もちろんコロナにも!

 

私は心配した。毎日満員のバスに乗り、このセミナー教室に通っている。人とかかわる時間がとてつもなく長い。当然、同じ参加者とお昼ご飯を食べる。食べる時はマスクを外しているし、おしゃべりもする。参加者の中にコロナ感染者がいる、などと疑っているわけではないが、どうしても体温35.6℃の体温が気になる。

 

どう考えても体温が低すぎる。私は今、とてつもなく感染の危機にさらされているのではないか?そう考えると、何だかめまいがしてきた。

 

 

私は、思った・・・・

体温を上げなくては!

 

そんないきなり、体温を上げることはできないかもしれないが、やらないよりはましだ。日頃の生活が大事である。よって私は以下のことを取り入れることにした。

 

①生姜葛湯を飲む。

②できるだけお風呂にゆったりとつかる。

③腹巻、レッグウォーマー、パンツの下にスパッツやタイツなどをはくなど温かい格好をする。

 

なんとも簡単な方法ばかりである。そうじゃなきゃ続かないから、私は自分に無理は課さない主義である。

 

と、思った矢先、注文しておいた体温計が届いた。我が家の体温計は電池が切れており、あまりに古かったので、思い切って買いなおしたのだ。

 

 

早速届いた体温計で測ってみると、36.7℃。もう一度測ってみるとやはり、36,7℃。何度も何度も時間を変えてしつこいくらい測る。朝起きた時は、36.4℃。ご飯を食べた後は36.9℃、それ以外は36.7℃、10分計測もやってみたが、やはり、36.7℃。

 

私は低体温ではなかったのか?

 

どう考えても、この体温計の信ぴょう性はかなり高い。私の体温は間違いなく36.7である!それじゃあ、セミナー教室で測ったあの体温は何だったんだ?

 

最近の体温計は耳で測るもの、オデコで測るもの、ワキで測るもの、口の中で測るものと色々ある。

 

私がセミナー教室で使ったのは「オデコにピッ!」の非接触型体温計である。他のレストランやショップなどでも同じタイプが使われていたが・・・どこまで正確なのか疑問が出てきた。

 

この非接触型体温計は外気温に左右されやすい。そう、私は3日間ともバスを降りて冷たい風にさらされた後の検温だった。体温が低く検温されてしまうのはむしろ当然のこと?でも、他の人も私と同じように低く検温されたわけではない。なぜ?測る人の癖によって、角度とか、当て方とかによって不正確になる?

 

よく、わからない・・・・でもよくわからないけど、不正確に検温されてしまうのが、この「オデコにピッ」の特徴のようだ。

 

ネットで調べてみると、この非接触型体温計は1℃ぐらい低く検温されることがザラにあるらしいことが分かった。実際に使った人たちの声である。

 

こんなに誤差の出る体温計って測る意味なくね?

 

この手の体温計は気温の変化によってオデコの温度が変化してしまうこと。そして寒い場所から室内に入った場合など、額の温度が落ち着いてから測る必要があること。

 

そんなことも知らなかった私は、その誤差のおかげで散々気持ちを揺らされた。私は低体温ではなく、正常値体温の持ち主だったのだ。私の免疫機能は正常に働いてくれているのだ!

 

不覚にも、「オデコにピッ」の体温計を信用したせいで、スーパーで生姜を買いすぎたし、腹巻もアマゾンに注文済みだ。どないするねん。

 

くれぐれも、外で測った「オデコにピッ」の検温は信用しないで。

 

レストランやショップでやっている検温も大概は気休めなんだろうな。それとも「うちはちゃんとコロナ感染対策やってます!」のアピールなんだろうか。

 

かと言って、ワキに挟む体温計は一瞬でピッというわけにもいかないし、それより見知らぬ人がワキに入れた体温計を使うのは何だか気分的にもよくない。まあ、一歩譲って、施設などでやる「オデコにピッ」は現状でやれる最善の方法なのかもしれないな。

 

セミナー教室で、36℃台だった人の中には、もしかしたら熱のある人も混じっていたのかも。自分の体調は自分で管理するのが筋なのだろう。

 

外出の時は、事前に自宅で体温を測ろう。

 

 体温を測ることは、誰にでもできる体調チェックである。でも、それは正確なものでなくてはならない。

 

体温を測るときはワキで測る10分計測をお勧めする。面倒だけどね。

 

あなたの平熱は何度?体温チェックしようね。あなたのプチ不調は体温のせいかもよ。