つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

コロナと猛暑で生活不活発病予備軍増えてる?動かないと人は病気になりやすい

自粛、自粛、自粛とコロナ真っ盛りの今年の夏はお祭りも花火もなしで楽しみが何もない。おまけに猛暑で熱中症も心配だ。やっぱりお家でじっとしている方が一番安全だと思っている人は多いと思う。

 

確かに外に出なければ、コロナ感染のリスクは回避できる。だけど何だか毎日かったるくないですか?

 

「毎日がつまらない」「何にもやる気が起きない」「なんだか不調」などと感じ始めている人もいるのでは?

 

もしかしたら、それは生活不活発病予備軍かも!

 

生活不活発病とは主に高齢者に起こりやすいものと言われているが、誰でもなる可能性のある病気だそうだ。私のように出不精の中高年も注意が必要だ。

 

生活不活発病とは生活が不活発になり、体の機能を使わないことによって、身体だけでなく心や頭の機能が低下する病気だ。コロナによる自粛生活で多くの人が活動量が減っていると思う。仕事をしている人はまだいいかもしれないが、年金生活で家でTVばかり見ている人、テレワークでただひたすら同じ姿勢でパソコンをいじっているだけの人もやはり気を付けたい。人間やはり適度に動いた方がいい。

 

では、生活不活発病にはどのような症状があるのか。

 

・心肺の機能低下

・立ちくらみがおこる

・胃腸の働きが鈍くなる

・食欲不振、便秘

・疲れやすくなる

・関節の動きが悪くなる

・筋肉や骨の萎縮

・周囲に関心が亡くなる

・うつ

・物忘れがひどくなる

・やる気が出ない

・その他

 

生活不活発病の症状は多岐にわたる。どうやら、生活が不活発になることによる弊害は私たちが思っている以上に大きい。

 

生活不活発病がクローズアップされたのは、2004年の新潟沖地震以降である。この時行われた調査によると、地震後に65歳以上の非介護認定高齢者1626人の約30パーセントに歩行困難などの機能低下の症状が発生した。6カ月後にも全体の11%は回復が見られなかった。調査団はその原因が「生活不活発病」が最も影響していると結論付けている。生活不活発病は避難所生活など、行動に制限が生じる災害時に多発する病気とされてきたが、この病気、むしろ平常時でも十分起こりえるし、増してや、今はコロナと猛暑のダブルパンチだ。かなり行動が制限されている。人の心も疲弊している。高齢者のように歩行困難という分かりやすい症状は出ないとしても、じわじわと何らかの機能低下が起こっている。私たちは今、生活不活発病予備軍なのだ。

 

人間の身体は動かさないと機能が低下し、元に戻すには時間がかかる。太るのは簡単だけど、太っただけの体重を元に戻すのは並大抵ではないことは多くの人が知っているだろう。要するに、何事も予防が大切だ。私のような中高年は、動かない生活が習慣となれば、数年後、要介護認定も無縁ではない。いやだ。認定されたくない。

 

私には昨年仕事をやめて、のんべんだらりとした生活をしている中高年の友人がいる。今年の初めに小指を骨折をしたのだが「まだ痛いんだよね」と言っていた。もう半年以上が経っている。それだけではない、3カ月前にドブに落ちてスネをけがしたのだが、いまだに青黒く痛々しさが残っている。

 

「トシは取りたくないな・・・・」と私は思ったが・・・・

 

その思いとは裏腹に、私は彼女に「それ生活不活発病予備軍じゃない?」と言ってみた。

 

「何それ?」と彼女はきょとんとしていたが、

 

 「ぐうたらしてると身体の回復機能が落ちてなかなか病気も治りにくいってこと」

 

言ってみたら、ほんとにそんな気がしてきた。私たちの年齢は、何かとトシのせいにするが、実は動かないことで免疫機能を正常に働かすことをできなくしている場合も少なくない。傷跡がいつまでも残ってしまうことだけでなく様々な病気に生活不活発が加わって治りにくくしてしまうのだ。

 

自分で言っておきながら、あらためてこりゃ大変だと思ったわ。ふと、腹筋でも始めるか?とも思ったが、生活不活発病は一部の機能だけを鍛えてもだめらしい。この病気は多くの機能が同時に低下するため、短時間の集中運動より、一日全体の活動量を増やすことの方が大事だそうだ。ってことは、日ごろやってる家事を念入りにテキパキやることが一番予防になるのかな~。そして、時々散歩。

 

まだまだ、コロナ生活はしばらく続くんだろう。同じコロナに感染しても症状が軽い人と重い人、クーラーかけずに寝ている間に熱中症にかかる人と、平気な人、同じ条件でも同じ結果はもたらさない。ってもしかしたら、身体の機能が低下しているか、正常かの違いが少なからず影響しているのかも。

 

いづれにしても、適度に動くこと、適度に人と話すことは人間の身体にも頭にも必要だ。こもりがちな今こそ頭の隅にでも置いておきたい。