つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

親も知っておきたい日本学生支援機構奨学金の継続願の提出は意外と大変!





 

奨学金の進学届をを提出したのは去年の4月。返還誓約書も提出し、ホッと一息。

 

これっきりこれっきりこれっきりもう~これっきりですか~ルンルン

 

なんて思ってたら、ちょっとショックかもしれませんね。

 

これっきりなんかじゃありません!

 

奨学金を在学期間借りるには、一年ごとに、奨学金継続願を日本学生支援機構に提出しなくてはいけない。

 

しかも、その時期は意外と早くやってくる。

 

この継続願は、とても大事な手続きだ。

 

これを出さないと、奨学金がストップしてしまうガーン

 

そんなことになったら、親にとっても目の前が真っ暗になるほど、とんでもない事態を招くよね?

 

メザシ生活になるではないか!

 

なんてことで済むならいいけど、学費の多くを奨学金に頼っている家庭は、そんな悠長なことでは済まない。

 

最悪、学校を中退するか、親が借金するか……おお、コワッゲロー

 

うちの娘の場合、書類をもらってきたのは、冬休みに入る直前だった。

娘は学校の事務室まで取りに行ったと言う。 

この書類、奨学生本人に郵送してくれりゃいいものを、必ずしもそうとは限らない。手渡しだったり、又は学生本人が学校の学生課や奨学金担当の窓口まで取りに行かなきゃいけなかったりと、学校によってやり方が違う。


来年初めて継続願いを出される方は、親御さんからこの時期、学校の掲示板などに、しっかり目を光らせて置くよう、お子さんに言っておかれた方がいいかもしれない。

うちの娘は学校の掲示板に貼ってあった奨学金継続願の説明会の案内を見逃して参加していない。

 

娘に言わせると、「掲示板とか、見るほど暇じゃないし!」ってことらしいえー

書類を見てみると、この奨学金継続願は意外と大変だ。次年度の奨学金を継続するか、しないかの簡単なものかと思っていたら、これまでの収支を細かく?報告しなくてはいけない。

 

この収支報告は、月額ではなく1年間だ。4月に入学したばかりだと、入学してから11月までの8か月分が対象になる。

 

申請の時とは全然内容が違うじゃないか!

「アンタの借金なんだから、継続願は自分で出すんよ」

 

娘にはそう言ったものの、さすがに大丈夫か?と心配になる。

娘は、ぎりぎりにならないとエンジンがかからないタイプ。

スカラネットによる継続願の提出は学校で決められた提出期間の最終日になったムキー

もちろん下書き用紙は事前に書いてはいたが、今一つ内容が呑み込めていない様子の娘。

 

しかも、親の収入金額を書くところがあって、子供本人に丸投げと言うわけにはいかない。

私は源泉徴収票を渡したが、どの部分を書くのか?分からないらしい。 

そりゃ分らんわね、初めて見るわけだから。

これは支払い金額の項目カ所を書くんだよ。(手取り額ではない税引き前の金額)

源泉徴収票そのものは提出しなくていいわけだから、だいたいでよくね?

と思ったりもするが、万が一に備えて正確なものを書かせた。

次に収支だ。内訳は下記の通り。

 収入

①家庭からの給付(家庭が払った授業料、施設費、他)

②日本学生支援金からの奨学金(自動表示)

③学生支援機構以外の奨学金

④アルバイト収入

⑤その他(貯蓄、臨時収入)

支出

①学費

②修学費(教科書、通学費、文具費、サークル活動費、他)

③食費

④通信費(携帯、ネット費用等)

⑤その他(医療費、娯楽費、美容代、自動車学校費、他)

⑥保証料(自動表示)

※家族と同居していない場合は、これに家賃、水道光熱費を計上しなくてはいけない。

これって、どこまで正確に書けるもんだろう?

親が負担した授業料は、収入として計上するんだね。しかも、その他の項目の貯蓄や臨時収入って何?こんなの書く人いるの?

 

それに、支出項目も色々あって、正確な金額って出せるもんだろうか。領収書のない支出計上って意味あるの?うちの場合、分かる範囲で支出から計上していき、収入で、帳尻を合わせた。親の負担の部分はどうにでも変えられるからね。と言っても、あまり実態とかけ離れた数字は書いてはいないけど、どこまで正確かって言われたら、自信がない。

ここで注意しなきゃいけないのが収入から支出を差し引いた残高である。

マイナスなんて論外だし、かといって余り過ぎてもいけない。

もちろん、理想はプラスマイナスゼロと言われているが・・・

そんなにうまくいくはず無いだろうが。ホントにゼロになったらそれこそ疑わしい収支だ。

かと言って、残高が36万超えてしまうと、減額、辞退を勧められるらしいからねえー

なんだかね~不思議な仕組みだわ。

多くの大学、専門校がそうだと思うけど、授業料って、原則、前期、後期の前払いだよね?

だから、残高がある人って、その分を次年度の前期の授業料に充てる予定で貯めてるのかもしれないのに、それをとやかく言う?

実際、授業料のほとんどを奨学金に頼っている人の場合、月々にしか入ってこない奨学金て、実際の支払いには間に合わないんだよね。確かに月払いの制度もあるけど、これって、うちの学校の場合、1年ごとに15000円の事務手数料がいる。まさか、うちの学校だけってことはないだろ?

奨学生に優しくないわ~

いづれにしても、この収支は今の奨学金貸与額が適正かどうかを判断するものなので、適正であると判断されるような書き方をする。

この点をしっかりと頭に入れて、作成しよう。

次に、作文がある。また、書かされるんだねゲッソリ

①経済状況(200字)

②学生生活の状況(200字)

③学修の状況(だいたいにおいて出席している人は不要)

④学修に対する取り組みについて(熱心に取り組んだ人は不要)

 ①②の二つは、全員が書かなくてはいけない。

欠席の多い人は、③④がさらに必要となる。

経済状況に関しては、奨学金がないと学業の継続が難しいことを書くように言った。もともと、娘はうちの経済状況などあまり知らないだろうな。

 

で、当然私が入れ知恵をした。

 

一方学生生活の状況は、うちの子の場合、学校での研修のことや障害児施設でアルバイトをやっているので、そのことを書いていた。一生懸命とか、努力とか、頑張っていますとか・・・・

思わず、ホントか?と言いたくなる文章になっていた。

私の目から見たら、合格である。立派に都合のいい?文章になっているニヤリ

ここでは、学校に行くことが、とても役に立っている、又は有意義であると思わせることが、重要であることは間違いないだろう。仮に、遊んでばかりだとしてもだニヒヒ

別にウソをつけと言っているわけではない。多少の味付けは必要だ。奨学金の継続を承認させるための、必要不可欠な手段であると心得よう。

この作文で、大変なのは、出席日数の足りない、又は成績が不十分と判定された学生達だろう。作文③④がある。

対象者は頑張って書こうね。

日本学生支援機構の奨学金は、適格認定と言うのがある。


1、生活全般において、態度、行動が奨学生としてふさわしく、奨学金の返還義務を自覚していること。

2、修学を継続するに耐えうる健康があること。

3、修業年限で、確実に卒業できる見込みがあること。

4、経済状況において、修学を継続するために、奨学金が必要であると認められること。

上記が審査基準であり、それによって処置が決まる。

継続願を出しさえすれば、奨学金が引き続き振り込まれる訳ではないようだ。

この適格認定には4つの処置がある。

1、継続・・・・予定通り、奨学金が振り込まれる。

2、警告・・・・奨学金は振り込まれるが、学校側の指導が入る。

3、停止・・・・奨学金は振り込まれないが、復帰の可能性あり。

4、廃止・・・・奨学金は振り込まれない。復帰の可能性なし。

2~4は学校を通して、「処置通知」が発行される。

日頃から、学業をサボっている学生は、この通知が来るまではハラハラドキドキかもしれないね。単位を落としてると、かなりヤバイかも笑い泣き

我が娘は、学校だけは行っているので、大丈夫だろう。経済状況の大幅な変更もないしね。

娘は作文の下書きまで済ませ、スカラネットで本番入力に入った(事前に、スカラPSへの登録が必要)。スマホ、タブレットは、動作保証がされていないので、必ずパソコンで申し込もう。

下書きは重要だ。

作文で手間取って、30分経過するとタイムアウトで、最初からやり直しになるのよ! 

必ず準備万端で、入力は行おう。

継続願は、最初の奨学金申し込みの時と違い、受付番号が発行される。必ず番号を控えておこうね。もしそれでも不安なら、スカラネットPSから提出の有無の確認ができる。

 スカラネットの「奨学金継続願提出」画面で、奨学生番号の右側に、「提出済み」と表示される。神経質な人は、ここまで確認しておくと安心かもしれないね。

もし、入力した後、間違いに気づいた時はパソコンでの変更はできない。至急、学校に申し出る必要がある。但し、訂正できない個所もあるのでしっかりと確認してから申請しよう。

娘の奨学金、何とか継続願の提出は済んだ。一段落である。

この継続願は、よほどの成績不振(単位不足など)や大幅な経済状況の変化がなければ、受理されると言われているが、肝心の提出を怠れば、即廃止である。

くれぐれも出し忘れがないよう気を付けようね。