つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

いつもタメ口の彼女が言い放った「〇〇してごらん」って大人が大人に言う言葉でしたっけ?

同僚の一人に最初からタメ口の人がいた。誰に対してもというわけではない。彼女は40代前半のパート女性である。

ため口の相手はパート仲間と派遣全員に対してだ。。私は派遣なので当然ため口で話しかけられる。

上司及び正社員に対してはきちんと敬語を使うので敬語ができないというわけではないようだ。要するに使い分けているのだ、露骨に。

 

彼女は私より仕事では1年先輩だが一回り以上年下である。私はつい最近まで彼女のことをよく知らなかった。仕事の時間がズレているためあまり接点がなかったのだ。だが最近彼女がシフトを変えたので一緒に仕事をする時間が長くなった。

 

彼女のことを、「さばさばしている人」と言うのが私の彼女への最初の印象だった。もともと話すことがあまりなかったので、たまに話す時のタメ口も親近感の表れかもと思っていた。

だがこうも同じ時間を共有するようになると、ちょっと違和感を感じるようになってきた。時間を共有すると言ってもプライベートの話は一切しないので、あくまでも彼女とは仕事上の関係である。

 

会社の中では、プライベートでの付き合いがなければお互いが、「です、ます調」での会話だ。「〇〇してもらっていいですか」「いいですよ」「課長には報告しておきましたよ」「もう帰りますね」「その仕事終わってますよ」などなど。

もちろんこういう基本の中でちょっと言葉を崩すことはある。だがちょっとである。

仕事の中ではこれが普通では?

それなのに彼女はタメ口。

 

例1

タメ「この資料さ、新い奴だけどもらった?」

同僚「いいえ、まだです」

タメ「コピーしとき」(コピーしときなさいの意)

同僚「ありがとうございます、ちょっと借りますね」

 

これ逆バージョンだと

同僚「この資料新しいんですけど、もらいました?」

タメ「もらってないよ」

同僚「コピーされますか?」

タメ「うん、ちょっと借りるね」

 

例2

タメ「あのさ、〇〇さんから電話が入ったら、あたしにつないで

同僚「〇〇さんですね、わかりました」

タメ「ちょっと、この人うるさい人なんよ、ちょっとでも話が食い違うとヤバいからさ」

同僚「そうなんですね」

タメ「もし、あたしが別の電話にかかってたらさ、折り返し電話するって言って」

同僚「了解です」

 

逆バージョンだと、

同僚「すいません、〇〇さんから電話が入ったら、私につないでもらってもいいですか?」

タメ「うん、〇〇さんね」

同僚「ちょっと、この方厳しいんですよ、直接話した方がいいと思うんで」

タメ「ふーん、そうなん?」

同僚「もし、あたしが電話に出てたら、折り返し電話するって言ってもらっていいですか」

タメ「うん」

 

こんな感じだ。私も自分がタメ口使われてるときは気が付かなかったが、この会話形式がしょっちゅう傍から聞こえてきたら、ちょっと違和感を感じてきた。うちの会社は私も含めて彼女より年上は結構いる。しかも彼女はキャリアが長いわけでもない。

 

もちろん、彼女のタメ口にタメ口で応答する人はいる。ある程度お互い気心のしれてる人たちだ。私もタメ口を使う相手はいる。でも、仲が良くなってプライベートなことなども話すようになった同僚に対してだ。しかも年下限定である。最初からのタメ口はあり得ない。

 

最近、彼女のタメ口がちょっと耳障りに聞こえてきた。

そんな矢先のことだった。

一週間ほど前だ。私の向かい側で同僚の一人Aさんとタメ口の彼女との会話を目撃した。

その日、同僚Aさんががパソコンの中にあるあるデーターを取り出そうとしていた。だが、ファイル名がわからなかったらしく、たまたま近くにいたタメ口の彼女に聞いたみたいだった。

 

「〇〇の資料のファイル名って何だったか覚えてますか?」とAさん。

彼女はAさんが開いているパソコンの画面の一覧から一つを指先で示し、こう言った。

 

「このファイル開けてごらん」

 

えっ?今なんて言った?

 

ごらん?ごらんてなんだ?

 

とっさに思ったのは、

 

〇〇してごらんって、大人が大人に使う言葉でしたっけ?

 

Aさんは、タメ口の彼女よりたぶん5歳~10歳は年上のはずでは?

 

私はこの言葉を小さい子供に「プレゼント開けてごらん」「そこからジャンプしてごらん」とか使ったことはあるが、大人になった今、子供にさえ「〇〇してごらん」などとは言うことはない。今時の親子は同格だからな。

 

昭和30年に坂本九さんが歌った

 

みあーげてごらん、夜のほーしを 

 

これって、恋人に語りかけてるんだけど、この時代ありきの歌だよね。男が上で女が下の時代だから、こんなセリフが成立したんだろうね。

今時、彼氏が彼女に「〇〇してごらん」なんて言うかな?言わないだろ。

 

何と、私が小さな子供にしか使わないような言葉をタメ口の彼女はあっさりと、年上の人に使ったのだ。

 

最近耳障りなタメ口もなんだか知性の欠落に思えてきた。

 

フレンドリーと言えば聞こえがいいけど、タメ口も〇〇してごらんも職場では、御法度だ。

 

それにしてもどう思います?

〇〇してごらんって

大人が大人に言う言葉?

なんだか彼女を見るとモヤッとした気分になる。