つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

カロリーゼロの飲料水をどんどん飲んでたら、意外とリスクがあった

体にいいと思ったものが実は健康を害しているということは往々にしてあると思う。私は梅雨が明けてから急激に 暑くなったもんだから、アクエリアスゼロを毎日飲んでいる。だって連日熱中症で救急搬送されている人のニュースを見てたら、なんだか対策を打たねばと思い立ったからだ。水分補給にはやっぱり麦茶よりもスポーツ飲料の方がミネラルの補給という点から見ても効果ありそう!ってことで、もう一か月以上もアクエリアスゼロを毎日1リットルぐらい飲んでいる。カロリーゼロだからいくら飲んでも大丈夫!と、思うでしょ?私もそう思った。だが、8月も終わりにかかった今、やたらと飲む量が増えた。甘みがあると、どうしても口当たりがいいもんだからついつい手が伸びてしまうのだ。

 

そして・・・・

 

何だかお腹周りがダボついてきた気がするんですけど・・・気のせいだろうか?

 

気のせいだよね?だってカロリーゼロだよね?タダのご飯の食べすぎ?夏なのに?

 

ふと私の中で疑問が沸いた。ホントに「カロリーゼロ」ってゼロなの?ゼロなのに甘いってことは人工甘味料が使われているはずだよね。巷にあふれている「カロリーゼロ」って身体にいいものなの?「人工甘味料」って安全なの?

 

無知は罪である。ちゃんと調べてみることにした。

 

最近は「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「カロリーオフ」などをうたった飲食品をよく見かけるようになった。なぜか「ゼロ」に魅力を感じてしまうのは私だけではないと思う。

 

ダイエット、健康に気を使っている人なら積極的に買っている人も多いのでは?

 

でもこのカロリーゼロは実はカロリーゼロではなかった。しかも人工甘味料には、ぬぐえない不安要素も多々あるようだ。

 

まずカロリーであるが、食品表示基準によると、100mlあたり5kcal未満なら0kcalと表示していいことになっている。要するに、全くゼロではないということだ。仮に毎日1リットル飲んだとしたら100mlあたり5kcalなので50kcalだ。大したカロリーでもないから気にするほどのことではないだろう。

 

一方、このカロリーを抑えるために使わている人工甘味料の安全性が気になるところだ。

 

現在、 日本で使用されている人工甘味料は、アスパルテーム、スクラロース、 アセスルファムカリウム、サッカリン(ナトリウム)、比較的新しいネオテームなどがある。

 

もともと、世界で最古の甘味料と言えば、サッカリンである。発がん性をめぐって 二転三転してきた歴史がある。ネズミの実験ではがんが認められたものの、人には影響しないということで現在、安全とされている。ホントに安全なのか?日本では主に歯磨き粉やのどスプレー、漬物などに使用されている。まっ、それぐらいならいいだろう。と思ったら、アマゾンでサッカリンナトリウムが普通に売られている。レビュー評価も高い。買った人は、コーヒーや紅茶やお菓子作りなど、砂糖の代わりに使っているようだ。人によっては甘さに対する要求は根強いものがあるんだね、そのくせカロリーは気になる・・・・・。この粉、そのまま舐めたら味覚がおかしくなりそう・・・。

 

では人工甘味料の不安要素とは何か?人工甘味料に関してはさまざまな動物とヒトとの研究があるがその疫学的データーから人工甘味料が肥満や糖尿病に関与しているという結果が出ている。

 

単純に人工甘味料を摂ると太る、糖尿病になる、というわけではないが、その長期的な摂取により、ホルモンに作用し脂肪を蓄えやすくなるとか、味覚を鈍化させるのでより強い甘みを求めるとか、食欲が増進するとか、甘みへの依存性が高まるとか、インスリンの分泌が高まりその結果インスリンの分泌能力が疲弊し糖尿病のリスクが高まるとか、時間をかけてじわじわと身体に影響を及ぼしていくようだ。

 

それ以外にも、腎臓機能の低下や脳卒中や心筋梗塞の発症リスクなどが高まるなどが報告されている。

 

また、人口甘味料の一部に(全部ではない)がセロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質を減らす働きがあることが分かってきた。え?ドーパミンとかセロトニンとかって、私たちの快の感情と関係があるんだよね。要するに、この神経伝達物質が減っていくことは心の状態が乱れ、不安、恐怖、不眠、無気力、喜びの喪失、などのうつの症状に近づいていくことを意味する。

 

何だか、だんだん怖くなってきた。

 

もともと、人工甘味料はダイエットの強力な味方であったはずである。また、健康上糖分を控えねばならない人が気にせず甘みを楽しめる点でも有効である。

 

人工甘味料のアスパルテームは砂糖の160倍~220倍、アセスルファムカリウムは200倍、サッカリン500倍、スクラロースは600倍も甘くなっている。比較的新しい甘味料である ネオテームは、砂糖よりも7000~1万3000倍の甘みの効力がある。ダイエット飲料、ダイエット食品には必ずこの人工甘味料が使われている。

 

ゼロカロリー飲料は完全なゼロカロリーではないが、わずかなカロリー摂取で糖分たっぷりの飲料水と全く同じ味が楽しめるのだから、つい手が伸びてしまうのは仕方がないともいえる。

だからと言って、むやみやたら長期に飲んでしまうととんでもないことになる。

 

「ゼロ」には「ゼロ」なりのリスクがあることも心得ておこう。カロリーゼロでは痩せたりしないのだ。ほとんどの研究では人工甘味料では痩せないという結論だ。むしろ長期摂取は太る体質を作る!他にも健康への懸念材料がたくさんある。

 

飲料水や食品メーカーのカロリーゼロ、カロリーオフ、糖質ゼロ、カロリーカットなどのうたい文句への過信は禁物だ。食品の場合は、まだいい。毎日食べるということはそう、ないだろう、飽きるし。でも飲み物は特に注意が必要だ、あっという間に習慣化する!

 

私が毎日飲んでいるアクエリアスゼロにも スクラロースとの2種類の人口甘味料が使用されている。ここ最近の私はしっかり水代わりに飲むのが習慣化している。昼間の暑い時間だけではなく、ご飯の時もなぜか飲まずにはいられない。ホントに依存性があるみたいだ。体に良かれと思ったことが…なぜか良からぬ事態を招いている。お腹出てきた感あるし・・・・多分人工甘味料について調べなかったら、夏が終わっても飲み続けただろう。「カロリーゼロ」という安心感に騙されて。

 

別に「カロリーゼロ」を全面的に否定するものではないが、カロリーゼロには人工甘味料が使われていることを忘れてはいけない。習慣化は怖いかも。時々飲むぐらいなら影響がないが、もともと人工的につくられた甘味料など体にいいはずがない。それでも、カロリーは控えたいが、甘いものは飲みたい、食べたいという人にはリスクを知ったうえで、適度に摂取するのはいいんだと思う。

 

ただ、知らずに飲むのが一番怖い・・・。